世界的な情勢不安は混迷を深め、物価高騰などによる生活環境の悪化は回復の兆しも見せません。
そんな時代に本区は過去最大人口となりました。人口減少時代に特筆すべき出来事ですが、住環境の変化に伴う短期間の急増は、住民ニーズの多様化を生み、実情に則した素早い対応が求められます。
超高齢化社会でありながら平均年齢が若返るなど特殊な構成の本区では、出産前の子育て支援から介護に至るまで、切れ目なく丁寧なサポートと同時に、全世代の健康生活に資する福祉事業を一層推進いたします。
また、人が集まり、多彩な文化が溢れる本区では、地域振興や文化活動、商業支援の強化など、「住むことが誇らしい街」となるよう、新旧各種の文化振興活動を支えると共に、情報共有や発信も充実いたします。
更には、将来の20万都市を見据えたインフラ整備は、地域の声を基にし、国や都との連携強化により、均整がとれ、誰にも優しい生活環境となるよう、指針「新しい中央区のあり方」を掲げる時期であると考えます。どうぞご期待ください。